カードローンの返済方法の種類とは?約定返済・随時返済と返済方法のメリット・デメリットを説明
カードローンの返済方法として近年、色々な手段が提供されるようになり、利便性の向上が利用者増加の要因にもなっています。借入時はどうしてもお金を借りることに目が向いてしまいますが、お金を借りたら返済のこともしっかり考えておく必要があります。
カードローンで借入をするのはいいですが、返済計画はしっかりと出来ていますか?
もちろんだよ!毎月最少返済額を返済していくだけでいいんでしょ?それなら余裕で返済できるね!
ザウルスくん、それでは元金(借りているお金)がなかなか減らずに利息の負担が大きくなってしまいますよ。「約定返済」と「随時返済」を組み合わせて効率よく返済していきましょう。
約定返済ってなに?
毎月決められた期日(約定返済日)に決められた金額(約定返済額)を返済していく方法です。借り入れた金額に応じて、毎月返済する最低金額がカードローン会社によって定められています。
約定返済日は金融機関によって異なりますが、金融機関で固定の場合や利用者が選択できる場合、「前回の返済から35日目」など、返済間隔で決められている場合もあります。
また、カードローンは残高スライドリボルビング方式での返済が主流になっているため返済金額は毎月の借入残高によってスライドしていきます。
例えば、みずほ銀行カードローンで利用限度額が200万円未満の場合は下記のように設定されています。
前月10日までの利用残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
1万円未満 | 前月10日現在の利用残高 |
1万円以上~50万円以下 | 1万円 |
50万円超~100万円以下 | 2万円 |
100万円超 | 利用残高が50万円増すごとに1万円ずつ追加 |
設定されている金額は金融機関によって異なるため、毎月の返済負担を減らしたい場合は約定返済額が少ないところを選ぶと良いでしょう。
ただし、約定返済額が少ないと元金がなかなか減らず返済期間が延びてしまうため積極的に繰り上げ返済を行うことが重要になってきます。
随時返済(繰り上げ返済)ってなに?
毎月の約定返済額とは別に自分の好きなタイミングで返済する方法です。随時返済で支払いをした金額は全て元金の返済に充てられます。
残高スライドリボルビング方式は、返済日時点の借入残高によって返済額が決まってくるため元金が減っていくほど毎月の支払い額が減ったり、元金返済に充てられる割合が増えていきます。
随時返済の注意点は、毎月約定返済は必ずあるということです。無理に随時返済をして約定返済が出来なくなると、遅延扱いとなってしまいます。
お金に余裕のある月に随時返済を上手く利用すると、早期完済に繋げることが出来ます。
カードローン返済方法の特徴とメリット・デメリット
返済方法も色んな手段があるんだよね!どれにするのが一番自分に合っているんだろう?
それぞれのメリット・デメリットを知り、自分にあった返済方法を選択することで返済の手間を少なくしたり、手数料の負担を減らすことも出来ます。
現在、カードローンの返済には「店舗窓口・専用ATM」、「口座引き落とし」、「銀行振込」、「提携ATM」、「インターネット返済」、「マルチメディア端末」などが利用できるようになっています。
カードローン会社の店舗へ行き、店舗窓口で現金を返済する方法です。店舗のスタッフと相談しながら返済をしていくことが出来ます。
デメリットとしては、消費者金融の店舗が縮小傾向にあるために利用できる人が限られる点、営業時間内に店舗に出向く必要がある点が挙げられます。また、利用していることを知られたくない人には向いていません。
専用ATMは駅前や幹線道路沿いなどにあり、年中無休で手数料も掛かりませんが、やはり数が少ないために利便性は劣ります。銀行の専用ATMは数が多いことから、利用頻度が高くなっています。
銀行口座から返済金額を自動的に引き落としてもらう方法です。返済方法の中では一番便利な方法と言えます。
振込手数料がかからず、返済漏れや返済間違いをする心配が無いという点が最大のメリットです。また、引き落とし用口座を給与の振込口座に指定しておくと、口座に入金する手間を省くことも出来ます。
ただし、銀行カードローンの場合は、引き落とし用口座が当該銀行の口座に限定されるのが一般的です。
一昔前までは利用されていましたが、振込手数料が非常に高いため現在ではほとんど使用されておらず、使用するメリットもありません。
コンビニや銀行などの提携ATMから返済する方法です。なんと言ってもコンビニATMの利用が便利であり、利用者が多くなっています。
ほとんどのカードローンがセブンイレブンやローソン、Enet(ファミリーマートやサンクス、ミニストップ他)など、全てのコンビニを利用出来るので、24時間365日いつでも都合のいい時に入金処理ができます。
銀行カードローンでは、コンビニATMの手数料がかからないところが多くなっていますが、消費者金融カードローンは必ず手数料を取られてしまうのがデメリットと言えます。
最近、一番増えているのが「Pay-easy(ペイジー)」を利用したインターネット返済やネットバンキングによる返済です。
インターネットを利用するため、銀行やコンビニにわざわざ行く必要が無く、自宅や車の中、旅先などから時間を問わず入金することが出来ます。
手続きもホームページにある専用フォームに必要事項を入力するだけなので、非常に簡単です。手数料も掛かりません。
消費者金融カードローンではローソンやファミリーマートなどにあるマルチメディア端末の「Loppi」や「Famiポート」を利用した返済に対応するところが増えています。
マルチメディア端末はATMと違って手数料がかからないのが一般的です。
賢く計画的に返済しましょう
カードローンは、毎月最低約定返済額だけを支払っていると返済がかなり長期化してしまい、その分利息の負担も大きくなります。そのため、お金に余裕のある月には随時返済をして、元金を減らしていくことが早く完済するコツです。
また、ATM手数料は1回108円~216円とそれほど大きな負担ではないように感じますが、何度も利用していると金額はどんどん大きくなっていきます。出来る限り手数料無料のATMを利用することがおすすめです。
そして、一番重要なことは返済期日を守ることです。返済が遅れると信用情報に遅延の記録が残るだけではなく遅延損害金が発生してしまいます。
返済が遅れた場合に、返済日の翌日から発生する罰金のようなものです。レンタルCDの延滞料金のようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。返済期日の翌日から返済額の支払いがされるまでの日数分を元金、利息に上乗せして支払います。
遅延損害金は消費者金融や銀行ごとに遅延損害金利率が決められており、日割り計算で算出します。つまり遅延日数が長いほど遅延損害金が加算されていくことになります。
返済出来るだけのお金はあるのにうっかり忘れてしまっていたという場合でも遅延損害金は発生してしまいます。
最近では、返済日の数日前に通知を送ってくれるアプリなどもあるのでこのようなサービスを活用するのも良いでしょう。
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