東京スター銀行おまとめローンの審査とメリット・デメリットを専門家が解説
東京スター銀行おまとめローン商品詳細
商品名 | スターワンバンクローン(おまとめローン) |
---|---|
ご利用いただける方 |
・お申し込み時、満20歳以上、65歳未満の方 ・給与所得者の方(正社員・契約社員・派遣社員の方) ・年収200万円以上の方 ・保証会社(株式会社TSBキャピタル)の保証が受けられる方 |
お使いみち | お申し込みご本人に対する無担保個人向けローンのお借り換え、およびおまとめ。対象となるローンは、金融機関等(銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農業協同組合・信販会社・カード会社・消費者金融会社等)のローンに限ります(但し事業性資金を除きます)。 初回ご利用時に、お借り換えおよびおまとめに相当する額を東京スター銀行よりお振り込みいたします。 東京スター銀行無担保個人向けローンのお借り換えにはご利用になれません。 ローン残高がご利用限度額を下回っている場合は、ご利用限度額の範囲内で資金使途自由でご利用いただけます(事業性資金を除きます)。 |
お借入金額 | 30万円以上1,000万円以下(1万円単位) ※お申し込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内に限ります。 |
ご利用限度額 (繰り返し利用可能額) |
30万円以上300万円以下(10万円単位) ※審査により決定いたします。 ※ご利用限度額(繰り返し利用可能額)がローン残高を上回っている場合は、ローン残高とご利用限度額の差額の範囲内で繰り返しご利用いただけます。ローン残高がご利用限度額を上回っている場合は、返済専用となります。 |
お借入利率 | 年率5.8%~14.8%(保証料年率1.2%相当を含む) ※保証料率を除く約定金利は年率4.6%~13.6%です。 |
保証料 | 保証料率は月末ローン残高の0.1%(年率1.2%相当)です。 保証料はご返済日に返済口座より引き落としさせていただきます。 |
ご返済方法 | 元金同額返済方式 1. 下記の約定返済額を普通預金口座から自動で引き落としさせていただきます。なお、東京スター銀行に預金口座をお持ちでないお客さまは返済金の自動引き落としのために口座を開設していただく必要があります。 2. 約定返済は東京スター銀行またはゆうちょ銀行のATMでキャッシュカードを使用してご入金ください。 3. 約定返済以外に、手数料無料で繰上返済によりインターネットバンキング等を利用してご返済いただけます。 |
ご返済日 | 毎月10日(休業日の場合は翌営業日) |
預金連動 (相殺計算) |
お借り入れ利率のうち、約定金利については預金連動の仕組みで実質的に下げることができます。預金連動の仕組みとは、ローン残高から預金連動の対象となる預金(※)の合計残高を差し引いた金額に対してのみお利息が計算される仕組みです(外貨預金については仲値にて円換算)。 (※預金連動の対象となる預金とは、「スターワン円普通預金」、「スターワン外貨普通預金」および商品説明書に『相殺計算対象』と明記された預金です。) |
遅延損害金利率 | 年率14.8% |
担保・保証人 | 株式会社TSBキャピタルが保証いたしますので、不要です。 |
手数料 | 事務取扱手数料、繰上返済手数料は、必要ございません。 |
東京スター銀行はおまとめローンの老舗的存在!
最近、テレビCMの良く流れている銀行に東京スター銀行がありますが、東京スター銀行のメーン商品と言えば、CMでも宣伝されているように「おまとめローン」が有名です。
東京スター銀行はおまとめローンの老舗とも言えます。金利は5.8~14.8%(保証料年率1.2%相当を含む)と都市銀行並みになっており、利用する上ではまずまずの金利と言えます。
【有名大手銀行カードローンの金利】
銀行カードローン | 金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
三菱東京UFJ銀行カードローン | 1.8%~14.6% |
りそな銀行 プレミアムカードローン | 3.5%~12.475% |
りそな銀行 クイックカードローン | 9.0%~12.475% |
銀行カードローンは低金利と、高い限度額によっておまとめローンとしても利用可能ですが、全ての銀行カードローンがおまとめローンとして利用して良いわけではありません。
有名なのは、三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイックですが、三菱東京UFJ銀行は、消費者金融等からの借り換えローンとして利用するのはOKですが、おまとめローンとしての資金使途は基本的にNGとなっています。
銀行カードローンは、事業性の利用も原則禁止となっているので、資金使途に関しては各銀行の公式サイトで申込みする前に必ずチェックすることが大切です。
東京スター銀行おまとめローンの審査は厳しいのか?
これは東京スター銀行だけでは無く、すべてのおまとめローンに対して言えることですが、おまとめローンの審査は使途自由のフリーローンの審査に比べると厳しくなっています。
なぜなら、おまとめする人は、1件だけの借入では無く、少なくとも2件以上の借入がある人になりますので、全く借入が無いフリーローンの審査に比べると返済能力等を厳しく見られる傾向があるためです。
また、一般的に初回貸付が50万円以下になるフリーローンに比べ、おまとめローンは100万円以上の融資も珍しくはなく、それだけ金額が高額になることから貸付側とすれば慎重に審査をすすめるのが当然だからです。
東京スター銀行のおまとめローンでは利用条件に年収200万円以上の基準があります。パート・アルバイトは申込み不可となっており、年収と職業形態での申込み基準が明確になっていますので、その点もフリーローンよりも基準は厳しいと言えるでしょう。
東京スター銀行は銀行貸付になりますので、年収3分の1以上でも融資可能な総量規制対象外となりますが、年収1/3を超える貸付けをするには、それだけの勤務年数、年収、勤務先規模、住居種別(持家か賃貸か)などが必要となり、見るからに多重債務の人は審査には通らない可能性が高いです。
おまとめローンと聞くと、負債が多くても借りられるイメージを持ってしまう人が多いですが、実際はフリーローンに比べて属性などの申込み者内容は厳しく判断されています。
最大のメリットは預金連動型とおまとめでも追加借入が可能なこと
そして、東京スター銀行の最も大きな特徴としては、おまとめローンの金利が預金連動型になっているため、口座に預金があればあるほど、その金額分だけおまとめローンの利息の負担を減らすことができます。
さらに、一般的な返済専用のおまとめローンと違って、追加借入も可能になっています。
東京スター銀行のおまとめローンが追加借入の可能になっている理由は、おまとめローンの契約時に「借入限度額」と「利用限度額」という2つの限度額を設定していることがあります。
借入限度額というのは借り換えのための限度額のことであり、他のカードローンへの返済用として借りられる金額になります。一方、利用限度額は追加借入の可能な上限金額のことです。
【借入限度額と利用限度額は別で考えましょう!】
東京スター銀行おまとめローンでは借入限度額が30万円以上1,000万円以下(1万円単位、お申し込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内)で、利用限度額が30万円以上300万円以下(10万円単位)となっています。
消費者金融などでは、借入限度額=利用限度額が一般的となっていますが、東京スター銀行おまとめローンでは、「借入限度額」と「利用限度額」は別の意味になっているので注意が必要です。
仮に借り換え対象ローンの合計が500万円で、審査も500万円OKだった場合、追加借入可能な利用限度額はMAXでも300万円なので、差額の200万円は返済専用となります。
返済をしていき、借入残高が300万円未満になって、初めて追加利用ができることになりますので、ある程度は返済専用となるので勘違いしないようにしましょう。
おまとめローンの追加借入は利用限度額の範囲内のみです
東京スター銀行おまとめローンは追加借入が可能と言ってもいつでもできるわけではなく、おまとめローンの残高が利用限度額を下回った時点で利用可能となります。
例えば、他社カードローンの借入残高の300万円をおまとめローンで借り換え、借入限度額が300万円で、利用限度額を100万円として設定されたとします。
この場合、返済が繰り返されたことでローン残高が90万円になると、利用限度額100万円の範囲内に入るため、10万円の追加借入れが可能になりますが、300万円→100万円までは追加借入ができず、返済のみとなります。
東京スター銀行はおまとめローンでも繰り返し追加借入可能なのが、メリットですが、借入後すぐに追加借入ができるのは、借入限度額300万円、利用限度額300万円などと、借入限度と利用限度が同じ金額になっている場合です。
借入限度額と利用限度額に差額がある場合は、その差額分を減らさないと、追加融資は受けられませんので注意が必要です。
従って、毎月同額の元金と、元金に対する利息を合わせた金額を支払っていくことになります。元金定額方式の特徴は利息額の変動に合わせて、当初は返済額が大きく、回数を重ねるごとに返済額が小さくなっていくことです。
東京スター銀行おまとめローンのデメリット
東京スター銀行のデメリットとしては、他行の口座への振込キャッシングやATMを使った借入に対応していないことから、借入はすべて東京スター銀行の口座への入金しかない点が挙げられます。従って、東京スター銀行に新たに口座を設ける必要があります。
そして、おまとめローンの利用条件は厳しくなっており、年収が200万円未満の人、パート・アルバイトの人は申し込めません。また、審査に通っても書類のやり取りが郵送で行われるために時間を要し、融資まで2週間程度が掛かります。他カードローンのようなメールやスマホアプリなどの活用が無いことがデメリットとなっています。
東京スター銀行おまとめローンの総評
東京スター銀行おまとめローン | 金利 | 限度額 | 審査時間 | 即日融資 | 専業主婦 |
---|---|---|---|---|---|
◯× | |||||
スペック | 年率5.8%~14.8%(保証料年率1.2%相当を含む) | 最高1,000万円 | 最短1日~2日 | 不可 | 不可 |
星評価 |
東京スター銀行おまとめローンの総評は、おまとめローンという商品性のみで見れば、非常にメリットが高いローンと言うことができます。
銀行貸付の為、総量規制対象外に加え、金利5.8%~14.8%(保証料年率1.2%相当を含む)の低金利で限度額は最高1,000万円まで可能!なんと言っても、利用限度額の範囲内で繰り返し借入ができるのは、おまとめローン専用の商品では珍しいと言えます。
そして、預金連動型によって東京スター銀行に預金があればその分、金利は0%になるサービスは他のカードローンとは違う独自サービスとして評価できます。
おまとめローンのメリットは、低金利で一本化することが最も重要なことになりますが、東京スター銀行では、限度額ごとの金利が明確にされていない為、与信が高く、他の銀行カードローンでも審査が通る人の場合は、イオン銀行カードローンなどでおまとめした方が低金利で借りられる可能性もあります。
インターネット上の口コミでは、審査は厳しいとの意見が多いです。借入件数が多く、返済能力も低い人は借入できる可能性は低いかもしれません。
総合的に見れば、おまとめローン専用のローンで確実に借金を減らしていきたい人にはおすすめのローンと言えます。
東京スター銀行おまとめローン【預金連動金利と口コミ評判】
おまとめローンのメリットとデメリットとはなにか?
おまとめローンと借り換えローンの違いと成功の秘訣
総量規制とはなに?
イオン銀行カードローンBIGの審査特徴とメリット・デメリット
オリックス銀行カードローン審査の特徴とメリット・デメリット
カードローン金利の見方と低金利での借り方
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする