カードローン増額をするには?利用限度額を上げる方法を解説!
カードローンは契約時にそれぞれ利用限度額が設定されますが、この限度額は増額をすることが出来ます。
増額のメリットは借入出来る金額が増えることだけではありません。増額には他にどのようなメリットがあり、手続きはどのように行われるのでしょうか。
増額するとどんなメリットがある?
- 借入出来る金額が増える
- 金利が低くなる
- 他社から借入を増やすよりお得!
限度額増額の最大のメリットはやはり借入出来る金額が増えることですが、利用限度額が増額されることで金利を下げることも出来るのです。
カードローン会社の中には利用限度額によって金利が変化するところがあります。例えば、みずほ銀行カードローンの金利は下記の通りです。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年2.0% |
金額とは関係なく金利が決められているところもありますがみずほ銀行の場合は利用限度額によって金利が決められています。つまり、利用限度額が高くなると金利が低くなり、同じ金額を借入していたとしても利息負担が少なくなるのです。
また、増額ではなく「他社で新たに契約して借入をする」という方法があります。しかし、他社から新たに借入をするよりも1社で増額する方がお得に借入が出来るのです。
例えば、100万円を借入する際に2社から金利18%で50万円ずつ借入するよりも1社から金利15%で100万円を借入する方が利息の負担が少なくなります。
このように、増額にはさまざまなメリットがありますがどのように増額の手続きをしたらよいのでしょうか。
利用限度額を増額するには?
利用限度額の増額をするためには、金融機関に増額の申し込みをして増額審査を受ける必要があります。
増額の案内が届いた場合
カードローンを利用していると借入をしているカードローン会社から「利用限度額の増額をしませんか?」という案内が来るようになります。
この連絡は電話やメールで来ることが多いですが、増額をしたいと返事をするとそこから増額の審査が行われます。そして、審査に通過すると利用限度額の引き上げと金額に応じて金利の引き下げが行われるのです。
ただし、このようにカードローン会社から連絡があった場合でも確実に審査に通るということではなく、状況によっては審査に落ちてしまうこともあります。
増額の審査が行われてから案内が届いた場合
先にカードローン会社が審査を行い、増額可能という審査結果が出てから「利用限度額の増額をしませんか?」という連絡がくる場合もあります。
この場合、すでに審査が行われ通過している状態ですので、利用者が「増額します」と返事をするとすぐに契約内容の変更が行われます。
カードローン会社は、審査に通ったとしても必ず利用者に確認を取ってから契約内容の変更を行いますので、勝手に利用限度額を引き上げることはありません。
会員ページや電話から申し込みをする
カードローン会社の公式サイトや会員ページ、電話から増額の申し込みをすることが出来ます。
カードローンの申し込み同様、必要事項を入力して審査を受けます。カードローン会社によっては本人確認書類や収入証明書類が必要になることもありますので、スムーズに申し込みを進めるために準備しておくといいでしょう。
増額審査のポイント
- 金融事故を起こしていない
- 契約後一定期間経過している
- 年収に対して借りすぎていないか
金融事故を起こしていない
金融事故は、長期的な延滞や返済が出来なくなってしまうなど返済時に起こした問題のことです。金融事故を起こしてしまうと金融事故情報として信用情報に記録されます。
信用情報に金融事故情報として記録される内容は主に下記の4つです。
- 長期延滞:長期的に返済が滞ること
- 債務整理:借金を減額したり猶予を伸ばしてもらうこと
- 強制解約:延滞等の契約違反で強制的に契約を解除させられること
- 代位弁済:保証会社に支払いを立て替えてもらうこと
このような情報が信用情報に記録されていると増額審査は通過しません。また、新たに他社のカードローンを申し込みしても審査に通ることはありません。
信用情報に記録されている間は審査に通らないので、もし金融事故情報が記録されてしまったら記録が消えるのを待ちましょう。
増額の申込は基本的にいつでも可能ですが、他社の返済が遅れている状況で申込するのは避けるべきです。
なぜなら、増額申込が入った時点で簡単な審査をした後に信用情報を調査されます。その際に他社の返済が遅れていた場合、他社への返済のために借入すると判断され、返済能力を超えている理由により、仮に今まで遅れが無かったとしても限度額内での追加借入が止められてしまうからです。
カードローン会社は少しでもリスク(回収した方が良いと判断した場合)を感じた時、躊躇なく限度額内での追加利用を停止します。
もし増額申込をしていなかったら今まで通り借入ができたのに、信用情報を見られてしまった為に利用停止になった人は、けっこう多くいるはずです。
このため、もし他の返済が遅れている状況で増額申込を検討している人は、まず遅れている分を返済しましょう。そうしなければ高確率で限度額内の利用が停止となります。
契約後一定期間経過している
カードローンの契約をしてからすぐに増額の申し込みをしても増額審査は通りません。目安は、カードローン契約をしてから1年後と言われています。
銀行も消費者金融もできるだけたくさんのお金を貸したいと思っていますが、返済が行われない人や延滞する人に貸すことは出来ません。そのため、収入が安定しており契約後の借入でしっかりと返済が行われている優良顧客を見極めて利用限度額の増額を行っています。
増額審査は「計画的な借入が出来ているか」「遅れなく返済が出来ているか」がポイントです。これは、1回の借入と返済だけでは判断できないため、定期的に借入と返済を続けていくことで信用を得ることができ、増額審査に通りやすくなります。
年収に対して借りすぎにならないか
増額をすると借入金額が年収の3分の1を超えてしまう場合消費者金融の増額審査は確実に通過しません。
これは、総量規制という法律で「貸金業者は利用者年収の3分の1を超える貸付をしてはならない」と定められています。この法律は、消費者金融や信販会社が対象となる貸金業法で定められているため銀行は対象ではありません。
しかし、最近では銀行も自主規制を始めており、年収制限を設けるところが増えてきました。法律で定められているわけではないため基準は銀行によって様々ですが、基本的には総量規制と同じ基準以上の借入をすることは出来ません。
利用限度額の審査は落ちても、そのままの利用限度額で継続して利用することが出来ます。しかし、下記のような状況は利用限度額が引き下げられてしまうこともあります。
- 年収が著しく減った
- 現在の借入で返済を滞納している
- すでに返済能力を超える借入をしている
このように、現在の利用限度額でも返済不能と判断された場合利用限度額の引き下げが行われます。特に、新規契約をした時と経済状況が大きく変わっている人は注意が必要です。これ以外の場合は、審査に落ちることがあっても利用限度額を引き下げられることはほとんどありません。
増額の注意点
利用限度額の増額は、借入出来る額が引き上げられ、金利が低くなるというメリットもありますが審査を受ける前にしっかりと検討した方がよいでしょう。
すぐにお金が必要
「すぐにお金が必要なのに、限度額がいっぱいでこれ以上借入が出来ない」という方は増額審査を受けるよりも、他社の消費者金融に新規申し込みをした方が早く融資を受けることが出来ます。
カードローン会社によって異なりますが、増額審査は新規申し込み時の審査よりも時間がかかることがあります。そのため、急ぎでお金が必要な場合は即日融資を謳っている消費者金融に申し込みをすることをおすすめします。
借入癖が付いている
増額審査を受ける前に借入癖が付いてしまっている方は、増額をおすすめできません。
カードローンは限度額内で何度でも借入が出来るため、借金という感覚が薄れ自分のATMからお金を引き出すように借入をしてしまう人も少なくありません。
増額をしてしまうとさらに借入出来る金額が大きくなります。借りすぎてしまうと返済が出来なくなり、他社からの借入で返済をする多重債務者になってしまう恐れがありますので増額はやめておいた方がいいでしょう。
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