無利息カードローンの種類と特徴【消費者金融・銀行】
カードローンを利用すると色々なサービスを受けることができますが、その中に「無利息期間」というサービスがあります。
無利息期間というのはその名の通り、利息の無い期間ということであり、その期間内は借り入れた元金だけを返済すれば良いことになっています。
無利息期間は基本的に新規の利用者だけに与えられるメリットですが、中には複数回利用できるカードローンもあります。
カードローン会社によって様々な無利息期間サービスがあり、同じ30日間だったとしても下記のように日数のカウントの仕方に違いがある場合もあるので注意が必要です。
無利息期間が終了すると、翌日からは通常通りの利息がかかってきます。また、無利息期間内に完済後新たな借入をした場合でも期間中は無利息で借入出来る場合が多いです。
無利息ってどれくらいお得なの?
カードローンの利息計算方法で説明しましたが、カードローンの利息は日割り計算となっています。その為、使った日数分しか利息は請求されないのですが、無利息はその期間は1円も利息が発生しないので、正直使わないと非常にもったいないのです!
50万円を金利18%で借りて30日間利用した場合の利息
30日間での返済回数 | アコム(無利息有) | SMBCモビット(無利息無し) |
---|---|---|
1回目(30日後) | 0円 | 7,397円 |
2回目(返済から30日後) | 7,101円 | 7,210円 |
利息合計 | 7,101円 | 14,607円 |
※上記の表は50万円を金利(実質年率)18%で借りた場合の比較表です。返済の途中で借入はしていない設定です。アコムは契約日より借入をして30日間無利息の計算です。
例えば、アコムとSMBCモビットで同じ50万円を金利18.0%で借りたとします。金利は同じなので、30日間利用した利息も同じ7,397円になるのですが、アコムは30日間無利息が付きますが、SMBCモビットにはありません。
その為、初回の返済に仮に2万円を支払った場合、アコムは利息が0円なので残高は480,000円となりますが、SMBCモビットは2万円から利息の7,397円を引いた、12,603円が元金充当額になり、残高は487,397円となるのです。
無利息分だけ元金に差がでるのですが、これは次回の利息にも影響します!カードローンの利息計算式は、元金×金利÷365×利用日数になりますので、元金が少ない方が当然、次回発生する利息も少なくなるのです。
先ほどの例で見た場合、アコムは次回30日後の利息が7,101円に対し、SMBCモビットは次回30日後の利息は7,210円となります。
このように、無利息は初回返済の利息軽減だけでは無く、次回返済の利息まで軽減されるもので、すべてのカードローンに無利息が付いているわけではありませんので、カードローンを選ぶのであれば、無利息を基準にして選ぶことも非常に重要となるのです。
無利息期間中も返済は必ずある!
毎月の返済日が25日だけど、無利息期間中に全額返すから25日の返済は見送っても大丈夫だよね!
残念ながら、無利息期間中でも返済日には必ず返済しなくてはなりません。もし返済しなかった場合返済遅延とみなされてしまいます。
無利息期間の間、利息はかかりませんが返済は必ずする必要があります。
ほとんどのカードローンが、無利息期間中に最初の返済日があります。この返済をしていないと、返済日翌日から遅延損害金が発生してしまいます。
遅延損害金というのは、返済期限までに返済がされなかった場合の罰金のようなものです。大手消費者金融は遅延利率を20.0%に設定しているところが多く、下記の計算式で日割計算されます。
つまり30万円の借入で1週間の返済遅延をした場合、1,150円を遅延損害金として支払うことになるのです。
返済金額が全て元金の支払いに充てられる無利息期間中に、遅延損害金を支払うのはもったいないですよね。遅延損害金を支払う事のないように、初回返済日の確認はしっかりとしておきましょう。
無利息期間がある消費者金融一覧
消費者金融で無利息期間のサービスを提供しているカードローンには以下のものがあります。
プロミス無利息の特徴
- 初回の借入から※30日間無利息サービス!
- ポイントを貯めて無利息期間と交換が可能!
プロミスでは30日間の無利息期間を提供しています。メールアドレス登録とWEB利用明細の登録で、初回借入日の翌日から30日間が無利息になります。そして、プロミスの特徴になっているのが、インターネットサービスの利用で貯めたポイントを無利息期間と交換できることです。250ポイントで7日間、400ポイントで15日間、700ポイントで30日間の無利息期間と交換することができ、何回でも交換が可能です。
※無利息サービスはメールアドレス登録とWEB利用明細の登録が必要です。
ノーローン無利息の特徴
- なんどでも1週間無利息!
- 完済後、再度無利息で借入するには翌月からの借入が条件
ノーローンの無利息期間の特徴は何と言っても、毎月継続して利用できるということです。借入金の完済が条件になりますが、継続利用の可能なのはノーローンだけです。ただし、無利息期間は借入翌日から7日間と一番短くなっています。
アコム無利息の特徴
- 返済期日を35日サイクルにすることが必要
- 契約翌日から30日間無利息なのでカードだけ作った場合、30日経過後に利用しても無利息にならない
アコムでも平成26年10月1日より、金利0円サービスが商品化となり、新規契約日の翌日より30日間は無利息となります!利用条件として、返済期日を「※35日サイクル」にすることが必要です。そして、無利息期間の開始日が契約日の翌日となっているため、契約をしたらすぐに借り入れないと損をすることになります。契約して10日後に借入をした場合、無利息になる期間は20日となりますので注意が必要です。
※35日サイクルとは、前回返済日の翌日から数えて、35日目が返済期日となります。返済すると、その翌日からまた35日後が次回のご返済期限となります。35日サイクルのメリットは、余裕があるときにいつでも返済ができる点です。毎月指定した期日の場合、返済日より15日以上前の返済は追加返済となり、支払日が変わらないので、また当月の指定した日に返済をしなければなりません。35日サイクルならば、返済した場合は次回返済が35日後へ変更となりますのでいつでも随時返済できるメリットがあります。
無利息期間がある銀行カードローン
銀行で無利息期間のカードローンは以下のものがあります。
新生銀行カードローン レイクの無利息の特徴
- 借入のうち5万円を180日間無利息!
- 借入の全額を30日間無利息!2つの無利息から自分に合った方を選べます!
レイクには借入額の内、「全額が30日間無利息」と「5万円分が180日間無利息」という2つの無利息期間があり、利用者が都合の良い方を選択できます。当然、何回借入を繰り返しても期間内は無利息になります。ちなみに、借入額によってどちらの無利息期間を利用した方が得になるのか、ホームページにあるシミュレーションで確認することができます。※2つの無利息サービスの併用はできません。
ジャパンネット銀行ネットキャッシング無利息の特徴
- 30日間の無利息サービス
- 契約日に関わらず初回借入日からの日数カウント
銀行カードローンの中でも珍しい無利息期間サービスを行っているネットバンクです。契約日から無利息期間を設定しているところが多い中、借入日より30日間が無利息となります。ただし、約定返済日に返済が滞ると無利息サービスが強制的に終了しますので約定返済日には忘れずに返済するようにしましょう。
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