カードローンの利用目的が審査に影響を与えるのは本当か?利用使途は何を入れるべきか?
カードローンの申し込み時には、利用目的を申告する必要があります。利用目的は、意外にもカードローンの審査において重要視されているポイントとなっているのです。
審査に悪い影響を与える利用目的
ギャンブル
パチンコや競艇、競馬などのギャンブルに使うためという利用目的で申告した場合審査に通らない可能性があります。
ギャンブルは必ず勝つという保証はなく、負けてしまうと返済が出来なくなるからです。カードローン会社は、返済が必ず行われると判断した人にしかお金を貸してくれません。
友人に「パチンコに使うお金が足りないから貸してほしい」と言われても快く貸すことは出来ませんよね。それと同じで、カードローン会社も利用目的がギャンブルに使うためという人には貸してくれない可能性があります。
また、株やFXなどもギャンブルと同じようにあまり印象が良くありません。
他社への返済
他社から借入をしているという時点でカードローン審査では不利になりますが、さらに利用目的が他社への返済となると印象がさらに悪くなります。
返済が出来なくなったから他のカードローンで借入をして返済をする=返済能力がない
と自分で言ってしまっているようなものです。多重債務者は返済困難に陥ることが多く、貸したお金が返ってこない可能性があります。
カードローン審査は、貸付を行う人に返済能力があるかどうかを見極めるために行われているため、他社の返済を行うだけの返済能力がなかったり、返済管理が出来ていない人が審査に通るのは難しいでしょう。
ただし、おまとめローンや借り換えローンに申し込みをする場合は別です。この場合は、その旨を正直に伝えるようにしましょう。
生活費
カードローンの利用目的の中でもかなり多くの割合を占めている「生活費の補填」ですが、実は審査においてはあまり印象がよくありません。
利用目的が「生活費の補填」だからという理由で審査に落ちることはありませんが、借入限度額が低く設定される可能性があります。
食費や光熱費、家賃など毎月かかってくる費用でお金が足りないということは、「毎月ギリギリで生活しているのではないか」「生活していくためのお金が足りないのに返済が出来るのか」という印象を与えてしまうからです。
もちろん、いつもは余裕があるのに今月だけ一時的にお金が必要になってしまい、カードローンで生活費の補填をしたいという人もいると思います。
その場合は、一時的にお金が必要になった理由を説明出来ると好印象でしょう。
引っ越し費用
引っ越しにはかなりお金がかかります。この引っ越し費用をカードローンで借入をしたいという人は多くいます。
しかし、この引っ越し費用という利用目的もあまりいい印象を与えることが出来ません。なぜかというと、返済が行われないまま逃げられる可能性があるからです。
例えば、引っ越しを行った後に連絡が取れなくなり、申し込み時と住所が変わってしまっていて新しい住所もわからないということになると貸したお金を回収することが出来ません。
このような事態にならないために、カードローン会社は引っ越し費用のためにカードローンを利用したいという人の審査は特に慎重になるのです。
対策としては、引っ越し先の住所や引っ越し先の家の契約書などを提出することで格段に審査に通りやすくなりますので、準備しておくと良いでしょう。
審査に通りやすい利用目的
急な出費
冠婚葬祭や車の修理費用などは突然発生することが多いです。この場合は利用目的がはっきりとしていて、かかる費用もある程度目安が立っているため審査に通りやすくなります。
例えば、車の修理費用や生活必需品の修理や買い替えは、金額、利用目的が明確な一時的に必要となるお金です。
また、冠婚葬祭の場合は一時的に必要なお金であり、ご祝儀や香典で収入が見込めるためそのお金を返済に充てることもできます。
このように利用目的が明確で一時的、かつ、返済が見込めていると審査には通りやすくなります。
急な出費といったら、医療費も入ってくるんじゃない?利用目的を医療費で申告した場合も審査には通りやすい?
医療費は急な出費に分類されますが、一時的な出費で済む場合と長期的に費用がかかる場合があります。そのため、審査には通りにくいと言えるでしょう。
医療費に関しては、急な出費であり利用目的も明確ですが必要な金額や期間が明確ではありません。
また、入院などをして仕事を休むことになった場合はその間の給料がなくなってしまうため返済が出来ない可能性が高いです。このような理由から医療費という利用目的では審査に通りにくくなってしまうのです。
旅行
旅行の費用に充てたいという理由も審査に通りやすいと言われています。
先ほどと同じような理由になりますが、利用目的が明確で一時的に必要なお金であるからです。
旅行は娯楽に分類されるため印象が悪くなってしまうような気もしますが、会社の休暇を利用して行くような短期の旅行は費用が発生する期間が決まっています。
同じ娯楽でもギャンブルの場合は期間が決まっているわけではなくギャンブルをやめない限りは費用が発生し続けますが旅行は一時的に発生する費用です。
また、旅行に行く余裕があるということは返済もほとんどの場合問題なく行えるため旅行という利用目的は審査に通りやすいとされています。
ただし、旅行ではなく留学という利用目的の場合借入や返済でトラブルが起こる可能性が高いため厳しく審査が行われます。
スキルアップのため
この利用目的はかなり好印象です。スキルアップというのは具体的にいうと資格取得や講座に参加することです。
特に、仕事に関係する資格は取得することによって給料が上がることもあるためカードローン会社としては貸し倒れのリスクが減少します。
資格や講座によっては長期的に費用がかかってしまうこともありますが、将来のことを考えている人は返済計画もしっかり立てている人が多いのです。
そのため、長期的な借入となった場合でも返済が毎月行われる可能性が高いと判断され、審査に通りやすくなります。
利用目的は嘘の申告をしてもバレない?
利用目的は、嘘の内容で申告してもバレないんじゃないの?
確かに、カードローン会社は利用者が借入金を何に使ったか確認することはできません。ですが、申し込みの時に虚偽の申告をしてもいいということではありません。
カードローンの借入金を何に使ったかをカードローン会社が把握することは出来ないため、利用目的は嘘の申告をしてもバレることはありません。
しかし、カードローンというのはカードローン会社と利用者間の信用によって成り立っています。そのため、カードローンの申し込みをするときには利用目的を含め虚偽の申告は絶対にしてはいけません。
もし、上記の審査に悪い影響を与える利用目的で借入をしたいという場合は、引っ越し費用のところで述べたように不動産契約書等の書類を用意することで審査に通りやすくなることもあります。
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