専業主婦でカードローンを借りるには?専業主婦がお金を借りる方法を解説!
2010年に施行された改正貸金業法における総量規制によって、一番影響を受けたのが専業主婦です。
従来、主婦が家計に必要な資金を金融業者から借り入れた場合は「日常家事債務」となり、民法において夫にも返済に対する共同責任があると規定していたため、消費者金融は収入の無い専業主婦に対しても貸出をしていました。
【日常家事債務とは?】
日常の家事に関する債務。日本の民法は,夫婦の一方が日常の家事に関して第三者と法律行為をしたとき,これによって生じた債務について他の一方に連帯責任を負わせている (761条) 。したがって,妻が日用品や家具の買入れなど家族生活に必要な物を購入した場合には夫は連帯債務を負うことになるが,この日常家事性はその夫婦の職業,社会的地位,資産,収入と取引内容の相関関係によって具体的に定まる。(出典元:コトバンク)
パート・アルバイトしていない専業主婦が借りる方法は?
総量規制は、年収の1/3を超える借入が出来ないっていう法律だったよね。ということは、専業主婦はカードローンで借入することは出来ないってこと?
そうですね。貸金業法に則って営業している会社は総量規制が適用されるため、年収が0円の場合消費者金融などから借入することは原則出来ません。
主婦でもパート・アルバイトをしている場合、総量規制に則って借入をすることは可能です。例えば、パートで年収が103万円の場合、1/3の34万円までは借入することが出来るということになります。
では、収入のない専業主婦が借入をするにはどうしたらよいのでしょうか。方法は下記の2種類です。
- 配偶者貸付制度を利用して消費者金融から借入をする
- 専業主婦でも申し込み可能な銀行カードローンで借入をする
専業主婦が借入をする際の絶対条件は、配偶者に安定した収入があることです。安定した収入というのは、給与や年金、事業所得などがあげられますが、パチンコや宝くじといったギャンブルでの収入は含まれません。
また、通常のカードローン同様本人確認書類が必要です。運転免許証もしくは健康保険証を申し込みの際に提出することになります。
配偶者貸付制度を利用する
配偶者貸付制度というのは、配偶者と自分の年収を合計した金額の1/3以内の借入をすることが出来るというもので総量規制の例外に当たります。
配偶者貸付制度に必要な書類は下記の通りです。
・配偶者の同意書
・婚姻関係証明書類(住民票や戸籍妙本など)
・配偶者の収入証明書(借入が50万円を超える場合)
配偶者貸付制度のデメリットは、必ず配偶者の同意が必要である点です。そのため、配偶者に内緒で借入をしたいという人には向いていません。
また、用意する書類も多く、手続きも煩雑であるためメリットがほとんどありません。もし配偶者の同意を得て借入をするのなら、配偶者本人の名義で借入をしてもらったほうが確実に早くメリットも大きいです。
さらに、大手消費者金融では、事務効率の悪化から専業主婦への貸出はしていないのが実態です。
銀行カードローンで借入する
もうひとつは、専業主婦に対する貸出をしていて、且つ総量規制の適用を受けない銀行カードローンを利用する方法です。
【銀行が総量規制対象外になっている理由】
総量規制は、貸金業法で定められた借りすぎ・貸しすぎを防止する法律です。貸金業法は、消費者金融会社やクレジット・信販会社を管轄する法律で、銀行法に則って営業している銀行は適用されません。そのため、銀行が貸付しているローンには総量規制は適用されないということになります。
銀行カードローンは申込をする際に申し込みする銀行の口座を持っていることが利用条件である場合が多いです。持っていない場合は開設する必要があり、融資までに時間がかかりますので注意しましょう。
カードローン申し込み時の配偶者への確認電話はある?
銀行カードローンで借入をしたいという人の中には配偶者には内緒で借入をしたいという人もいるかと思います。その時に心配となるのはカードローン申し込み時に必ずある在籍確認です。
しかし、基本的に配偶者の方へ確認の電話がいったり配偶者の勤務先に連絡がいくことはありません。銀行カードローンでは夫に安定収入があれば、夫の同意書や収入証明書を必要としていないのが一般的です。
また、本人確認などの電話が自宅にかかってきて家族が出ないか心配な場合は、申し込み時に連絡先を携帯電話で登録しておきましょう。
自宅への郵送物なしで借入する方法
カードローン会社から郵送されてくるものはローンカード、契約書、利用明細書などです。郵送物によってカードローン利用がバレてしまうことも少なくないので、郵送物は可能な限り避けたいものです。
実際に、郵送物無しで借入をすることが出来るかというと、カードローン会社によりますが出来るところはあります。
郵送物なしで借入をする場合は、自動契約機もしくは店舗に足を運ぶ必要があります。一番早い方法は、WEBから申し込みをして自動契約機でカード発行・契約手続きをすることです。そうするとカードはその場で受け取ることができ、契約書もほとんどの場合その場で提出することになります。
また、発行したカードですぐにATMから現金を引き出すことが出来るため融資を早く受けることも出来ます。
そして、カードローン利用明細書ですが、申し込み時にWEB明細を選択しておくと自宅に届くことがなくスマートフォンなどで簡単に利用明細を確認することが出来ます。
ただし、返済が遅れてしまった場合は催促・督促の書面が自宅に郵送されてくることがありますので返済期限は必ず守りましょう。
専業主婦でも貸付している銀行カードローン
専業主婦への貸出を行っている銀行には以下のところなどがあります。基本的に全て専業主婦は収入証明書不要で借りることができます。
利用限度額は30万円であり、即日融資も可能です。バンクイックの最少借入金額に対する金利は14.6%なので、この金利が適用されます。
※主婦は最高30万円までの限度額となっています。
利用限度額はバンクイック同様、30万円です。そして、金利は14.0%で、都市銀行の中では一番低くなっています。ただし、みずほ銀行に口座のあることが条件のため、口座の無い人は先に口座を開設しなければならず、利用できるまでに1週間程度が掛かります。
ネットバンクの老舗・楽天銀行のスーパーローンは利用限度額が多く、50万円になっています。金利も都市銀行並みに14.5%です。口座開設の必要はありませんが、審査に日数の掛かることが多いため、即日融資には向いていません。
イオン銀行は本体がスーパーだけに専業主婦への貸出を行っており、50万円まで利用できます。金利も13.8%で、ネットバンクのカードローンの中でもお得になっています。ただし、口座所有が条件なので、事前に口座を開設する必要があり、審査は1~2週間程度と長くなっています。
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